ボードゲーム動画を編集するときに気をつけること その3 ボードゲーム動画の作成の仕方(紹介編)
ども、風船です。
ボードゲーム動画の作成の仕方、今回はボードゲームの紹介動画編です。
もともと動画作成の目的のひとつに「ゲームマーケットにて頒布される友人の作品の紹介動画を作成することで、良さを多くの人に伝えられないか」がひとつの目的でもありますので、いわばメインコンテンツのひとつだと思います。
そして、各ゲームの良さというのはもちろん常に違っていて、それをピックアップして作る必要がある、ということで動画を作るうえでの難易度も高いのではないかと思っています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、私が行っている手順を実際のゲームを元に紹介してみたいと思います。今回の題材はHammer Worksよりゲームマーケット2011秋で頒布されました【Throwing Trades】です。
1.まずはゲームをプレイする。
おいおい、普通にゲームをやるのかよ。という声が聞こえてきそうですが、題材をよく知る一番いい方法は体験することだと思っています。体験することで、作者が何を作りたかったのか、何が楽しい部分だと訴えたいのかがわかります。そしてそれが一番動画でクローズアップしなければいけない部分だからです。
まあ、そうはいっても実際はテストプレイで楽しくゲームをしているだけなのですが(笑
さて、【Throwing Trades】はどうだったのかというと、とにかく全員同時に手札を箱に投げ込むことで株価変動、売却のやり取りを行うのが非常に楽しいゲームでした。また、この部分は株価が乱高下する中をいかに切り抜けるかというトレーダーの印象にもあっていましたのでそこをクローズアップすればいいのでは、という感じでした。
2.素材を見ながら方向性を練る
テストプレイの動画は結構撮り溜めているので、その動画を軽く閲覧して、テストプレイをして得られた感触と融合させて簡単な流れを思い浮かべます。とにかく面白さを伝えられる方向で考えていますね。
【Throwing Trades】の場合は投げ込んでいる場面がインパクトがあるので、それがきれいに、かつ早く収まっている動画を探しました。(時間は短いほうが飽きられないのです)
3.動画を編集する
最後に実際に動画を編集します。前の段階で大まかな流れはできているので、それに沿って動画を作っていきます。画像以外の素材として、効果音やアイコンが必要になる場合がありますので、その場合はフリーの素材集から調達するようにしています。
このときに気をつけているのは、必要以上に説明を入れないことです。ついルールの説明を多く書き込んでしまうことが多いのですが、「ルールの説明動画」ではなく「ゲームの面白さを紹介する動画」ですので、そこを注意しています。
【Throwing Trades】では、とにかくすばやく、いっせいに何かしらカードを投げ込んでいる、という部分を強く表現して編集してみました。
4.完成
完成後、一度通しで見てみてもしもうまく言っていない部分があったら作り直します。とはいえ結構甘めにしているのでリテイクはほとんどしておりません。
さて、上記の流れを経て出来上がった動画がこちらです。
見返してみるとインパクトはありますが、実際の売却の場面がなかったのはまずかったです。「とりあえず何かしら投げ込んでいる」以上の情報を盛り込むべきでしたね。
ボードゲームの紹介動画の場合、「ゲームの面白さを伝える」ということで決まったパターンはありません。それぞれの動画にあったものを作らなければいけないので、いつも頭を悩ませます。
が、「動画を見て購入した」というお話を聞くとやってよかったかな、と思いますね。
さて、次回はバラエティ編です。